今回、ものすごく各チームが自分達のチームカラー(戦術)をより鮮明に持っていて、
どのチームも、勝ちたい、勝とうという意思が前面に押し出ていた。
優勝したのは蹴竹Gだが、その大きな気持ちとほんの少しの運が、
味方して、トロフィーを頭上に掲げることができたのだと思う。
☆ASAI RED ROSE
1回戦でchakuchakuに負けたものの、エース山口の表情は晴れやかだった(のように見えた)。
コートをワイドに使いながら、スペースにするどいパスを出して、味方を走らせる。
そんな司令塔としての山口の新境地が垣間見えた1日でした。
パスワークでつなぎながら、時折強引につっかけたり、強引にミドルを打ってみたり、
残念ながらchakuchakuの三宅に阻まれたものの、いいチームカラーを出してきたなと。
以前は山口に頼りっきり(まあ、今も若干そうだが)だったものが、
個人個人が自分の役割を明確に理解していて、自信を持ってプレーしてるように映った。
だからこそ、PK戦で敗れはしたものの、充実感溢れる表情がエースの顔にはあった。
☆Gatas Brilhantes H.P.
相手がリーグ随一の展開力を誇るXANADUだけに、良くも悪くも、らしく負けた感がする。
特にボールを落ち着かせることができる吉澤キャプテンの不在が響いたか。
前回、前々回を見る限り、吉澤、藤本の両名は、なんからしくない不調ぶりがあり、
今回、好調なあさみや、是永、みうななどで結構いけるのかと思ってたが、対戦相手のツキがなかった。
XANADUは後述するが、今最も攻撃陣が充実していて、その展開力がすばらしいチーム。
そして、Gatasもどちらかというと、攻撃的なチーム。
前がかりになって、スペースをどうしても作りやすい。
相手が攻撃的なチームだとGatasのその性格が災いする。
相手の松本がゴール前で正確さをいまいち欠けたことによって、2点という数字で収まったが、
下手するともっと入れられていてもおかしくなかった。
もちろん、それ以上に今回で引退となる紺野の動きも良かったのだが。まさしく展開のアヤだったと思う。
☆FANTASISTA
予選リーグがかなり好調と伺っていたのだが、残念ながら1回戦敗退となってしまった。
形ができあがりつつあるものの、やはり決定力不足がいかんともしがたい。
丸山も展開力を身につけてきてはいるが。
でも、見る限りまだまだこれからも、上積みを期待できそうに見えたので夏以降を楽しみにしたい。
☆YOTSUYA CLOVERS
相変わらず、ゴレイロ伊藤の迫力は圧巻w
なんか、どんなシュートも跳ね返すんじゃないかと思うぐらい存在感たっぷり。
斉藤も鋭いドリプルとミドルで攻めるものの、決めきれず。
しかしながら、この斉藤がだいぶ、チームになじんできたようで、
パスを散らす展開もあったので、彼女からのパス供給がレベルアップすると怖い存在。
☆XANADU loves NHC
今回、予選リーグのTEAM dreamを見ていないので、TEAM dreamを除けば、
今、スフィアリーグで一番、面白いフットサルを見せるのはここだと思う。
名古屋大会のときに、もともと守備が強かったチームが、攻撃的なタレントを補強して、
チームとしてチグハクになってしまったことを突いたが、
ようやく、チームとして完成度が上がってきた。
フィクソの小由里を起点に、松本のポスト、MANAMIの攻め上がり、安田の突破力など、
各個人の持ち味が活かされていて、ワンツーあり、ヒールパスありなど、
その攻撃の多彩ぶりは、見ていてとても面白い。
もちろんそれと同時に、以前までは低下していた守備力も、バランスを取り戻しつつあり、
ゴレイロの中村の鉄壁ぶりは健在。
そして、相手がボールを奪った際に、フィクソ以外に誰かがすばやい戻りで、
危険な芽をつぶすことに成功していた。
1回戦は先ほども述べたように、攻撃的なGatasのカラーに呼応されて、
やりたい放題な試合展開。
審判の不可解な長いロスタイムがなければ、完封していたと思う。
しかしながら、1回戦で先のことを考えずにやりすぎたのか、攻撃はもちろん、
あさみと是永の突破を封じるために、守備でもかなり体力を割いたために、
2回戦は若干ガス欠気味。
超守備的なchakuchakuとあたって、疲れたためにより決定力が低下し、
PK戦で敗退する憂き目に。
今後はチームの総合力が上がってきているので、相手にあわせた展開と、
体力の配分を考えることが課題か。
☆南葛YJシューターズ
松原の強引な突破が息を潜めたのが残念。
吉川のロングもあまり今回は見られなかった。
予選リーグで開花かとみられたKONANの攻撃力もちょっと物足りない感じ。
予選リーグで決勝点を決めた大櫛は、いいポジショニングをするものの、もう少し。
結局、それなりの展開はみれれたものの、ここぞというところでの正確さに欠けながらも、
YOTSUYA相手にはなんとかPK戦を制した。
2回戦は、蹴竹Gのゴレイロ鈴木の正確な趙ロングスローの奇襲に沈んだ。
あれをその場しのぎで押さえるのは、かなり難易度が高めだと思う。
むしろ、あそこまで正確にスローイングできる鈴木に拍手を送りたい。
南葛としては今回、らしさがあまり見れずに残念、
個人的には、もっと松原の左サイドからのライン際ギリギリからの突破が見たいのだが。
しかし、ここも着実にチーム力として底上げされてきているので、楽しみです。
☆chakuchaku J.b
最近、三宅の連続試合完封を知ったのだが、確かにゴレイロ三宅のポジショニングも
見るべき点は多いのだが、彼女がそこまで無失点を続けてこれたのは、
フィクソの青山の存在が大きいと、恥ずかしながら今回初めてわかった。
ともかく、青山のカバー力が抜群で、多分、リーグでも一、二を争うフィクソだと思う。
守備力限定だが。
相手ドリブラーの強引な突破や、縦パス一本も完全に密着しながら、カットができる。
その青山がいるから、三宅のポジショニングも活きて、あの記録につながったのだと思う。
隠れた名選手をいまさら、見つけました。
あとは、Pivoを受け持つ選手の決定力があがってくれば、もっともっと行けると思う。
まあ、思うといっても、今回準優勝なんだが。
今回、郡司がケガで出れなかったのも、響いたか。
しかし、自分達の決定力不足を理解して、守って守ってPK戦で勝つという意識の徹底ぶりが
良かった。
残念だったのは、唯一の失点となったのが、失点の前のプレーで口元を切った三宅が、
セットプレー中にその傷を気にして集中力を一瞬、失うというスキができたのが悔やまれる。
それさえなければ、トロフィーを戴冠したのは、chakuchakuだったかもしれない。
そういう意味で、少しの運が勝敗を分けたと思う。
☆蹴竹G
まさしく勝つために、何をしなければいけないのかを理解して、勝つためのプレーを
愚直なまでに突き通せた唯一なチームが蹴竹だった。
去年の夏のお台場であんなに弱かったチームがここまで上がってこれたことを考えると
まだまだ、どのチームにもチャンスがあるのだと思う。